歴史学は、文献の綿密な考証によって過去を再構築する。それと並んで、当時の町並み、人々の風俗などを可視化することが出来れば、歴史はさらに身近な、親しみ深いものとなるであろう。この作業、歴史のビジブル化に挑戦し、成功したのが江馬史学である。
江馬務は儀礼、有職故実はもとより衣食住から化粧まで、広く風俗歴史研究をつづけ、日本における風俗史学の開拓者となった。広く深いその研究は、現在でも時代物の脚本、風俗考証には不可欠の百科全書ともいうべき存在となっている。
江馬務の著作をテーマ別に集大成し、さらに図録を付した『江馬務著作集』。この貴重な研究成果を後世に遺すため、オンデマンド版としてここに復刊する。
第1巻 風俗文化史 第8巻 四季の行事
第2巻 服装の歴史 第9巻 風流と習俗
第3巻 服飾の諸相 第10巻 有職故実
第4巻 装身と化粧 第11巻 風俗史事典
第5巻 食事と住居 第12巻 風俗語集釈
第6巻 生活の陰翳 別巻 風俗史図録
第7巻 一生の儀礼
商品コード:AB045
出版社:中央公論新社
著者:江馬 務
A5ハードカバー角背
410ページ
ISBN:978-4-12-570043-4
本体価格:12,000
円
販売価格(10%税込):13,200
円