美学者であると同時に、洋画家としては独立美術協会で活躍し、精神的にもっとも深奥なものをもとめつつ、日本においては特異な芸術的立場を保持した須田國太郎の、色彩論に立脚した造詣深い論考と随想。古典から印象派、超現実主義、抽象画へと解き明かし、また、ウッツエロ、グレコ、プーサンなどに及ぶ考察は、透徹した思考と広い知識に支えられ、絵画の核心へせまる優れた近代絵画論でもある。
商品コード:AB778
出版社:中央公論美術出版
著者:須田國太郎
A5変形ソフトカバー
328ページ
ISBN:978-4-8055-1217-3
本体価格:4,500
円
販売価格(10%税込):4,950
円