昭和9年、31歳で夭折した三岸好太郎は、鋭敏な感受性で前衛絵画の先駆をなし、絵筆で画布に詩を表現し得た希有な画家であった。詩情あふれる絵画とあいまって、その情熱的な詩文は今も鮮烈な光彩を放っている。彼の文章を画論、批評、随想、詩、自伝に分類、併せて節子夫人宛の書簡をも収録して、幻想的な三岸芸術の内面に光をあてた文集。大正から昭和初期の洋画の潮流を知る上にも貴重な資料である。
商品コード:AB779
出版社:中央公論美術出版
著者:三岸好太郎
A5変形ソフトカバー
274ページ
ISBN:978-4-8055-1218-0
本体価格:3,800
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販売価格(10%税込):4,180
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