20年近い滞仏生活と戦後の旅を通じて、同じ画家として交遊の深かった人びと、ボナール、ラブラード、ピエール・ロア、デュフィ、ドラン、ユトリロ、ヴラマンク、マルケ、カルズウ、ボーシャン、ルドン、また近代絵画への目を開かせてくれた恩人藤田嗣治などの苦しい美術への修練を、日々の生活の断面からさりげなく繊細な筆致で綴る。さらに傾倒する画家ルソー、スーラなどの美術論を展開させて、当時のフランス画壇や、パリの匂いを漂わせる珠玉のエッセイ集である。
商品コード:AB780
出版社:中央公論美術出版
著者:岡 鹿之助
A5変形ソフトカバー
206ページ
ISBN:978-4-8055-1219-7
本体価格:3,000
円
販売価格(10%税込):3,300
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