鎌倉幕府執権政治の初頭、承久三年に起った承久の乱の顛末を記す著名な軍記物語。成立年代は未詳だが文学史上「平家物語」と「太平記」の中間に位置し、畿内貴族政権に対して興隆する人民としての武士の意志を代表する執権北条氏側から、この合戦を記録した思想史上にも画期的記録。元和四年古活字本を底本とし、「吾妻鏡」の記載を参考しつつ詳細に頭注を附した。また彰考館蔵慈光寺本の本文を附録とした。
商品コード:AD495
出版社:現代思潮新社
著者:松林靖明 校注
四六判ソフトカバー
266ページ
ISBN:978-4-329-02008-6
本体価格:2,800
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販売価格(10%税込):3,080
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