片言は、わが国の言語の轉訛を述べたものとして尤も古く、且つ當時の俗語を知るためには最も有益な書であり、徳川時代の国語学史上の一異色である。物類稱呼は、天地・人倫・動物・生殖・器用・衣食・言語に分けて諸国の方言を採集する日本全国の方言の類聚として、今日でも唯一の信頼される辞書である。浪花聞書は、當時の大阪と江戸の言葉の対応が知られると共に風俗の相違などをもわれわれに知らせる。丹波通辭は訛言を分類する。
商品コード:AD529
出版社:現代思潮新社
著者:
A6ソフトカバー
384ページ
ISBN:978-4-329-02532-6
本体価格:4,700
円
販売価格(10%税込):5,170
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