本書は、応仁の大乱による世上未曾有の混乱にあたって、古来の文物をことごとく泥土に委するに到り、先代の雅楽もまたようやく亡びようとするとき、笙を伝える雅楽家豊原氏の楽行もまた如何にあらむかと患い、伝わる楽道を子孫に残さむために記録されたものである。本邦音楽の史料として極めて重要であるが、同時に歌謡の史料としても珍しいものを伝え、また、大乱當時の世相をも後代に残した、四大楽書の一書である貴重文献である。
商品コード:AD565
出版社:現代思潮新社
著者:
A6ソフトカバー
556ページ
ISBN:978-4-329-02590-6
本体価格:6,500
円
販売価格(10%税込):7,150
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