明治十四年までつづいていた斬首刑を担当した、首斬り朝右衛門の、さまざまな罪人の思い出話を筆頭に、ミッション・スクールが日本にはじめて開校されたとき、「娘を尼にするのじゃろう」と噂された話、硯友社創立当時の話など、維新から明治二十年代後半まで、文明開化の波に翻弄された世相を、その時代に生きた古老の回顧談でつづる。本書は、実感あふれる好書物であると同時に、明治文化史研究には欠くことのできない実話集である。『幕末百話』の姉妹篇であるとともに、幕末・明治百話シリーズ第二作。
商品コード:AD661
出版社:KADOKAWA
著者:篠田鑛造/小西四郎 解説
四六判ソフトカバー
464ページ
ISBN:978-4-04-622093-6
本体価格:4,100
円
販売価格(10%税込):4,510
円