大正・昭和の文壇で特異な地歩を占めた作家、野溝七生子。彼女はまた、辻潤をはじめ男たちを引きつけてやまない魅惑的な女でもあった。暴君的父、若き日の恋、四半世紀におよぶ孤高のホテル暮らし……その生の軌跡を愛情をこめて証す。「人生を描きだされた女性と描きだした女性の、この世での『団欒』の深さが切々と心をうつ」(読売新聞評)
商品コード:AD776
出版社:晶文社
著者:矢川澄子
A5ソフトカバー
218ページ
ISBN:978-4-7949-1085-1
本体価格:3,000
円
販売価格(10%税込):3,300
円