仏教とはつねに、新しく把握し、対決すべきものであり、そうであればこそ、いまなおいっそうに私たちの生活のみちびきとなり、力となりえているのである、と。著者の仏教への姿勢は、不変にして、かつ柔軟である。数年来、宗教、とりわけ仏教への関心のたかまりが言われる。そのなかにあって、「法をたっずね、機を問う」本書こそまさにふさわしい、待ち望まれた一冊であるといえよう。釈尊の説法から根本仏教、大乗仏教へと説きいたり、「人間の宗教」としての仏教と、生の根本を問う、現代の要請に応じた、「入門」の名著である。
商品コード:AF629
出版社:KADOKAWA
著者:増谷文雄
四六判ソフトカバー
278ページ
ISBN:978-4-04-622078-3
本体価格:3,300
円
販売価格(10%税込):3,630
円