本書刊行当時(1981年)は官僚制が日本政治を支配している、という「官僚優位論」が通念であった。これに対して「古典的官僚制」はすでに退場し、むしろ「政党優位論」を主張して学会の話題をさらった。日本官僚制の特性を「統治の知的要素を担当し、仕事に強い情熱をもち、交渉と調整のうちに、組織としての自律性を実現する集団」であるということを、理論的また実証的に解明した古典的名著。サントリー学芸賞(政治・経済部門)受賞。
商品コード:AF687
出版社:東洋経済新報社
著者:村松岐夫
A5ソフトカバー
370ページ
ISBN:978-4-492-98201-3
本体価格:7,500
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販売価格(10%税込):8,250
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