保証責任を軸にした帰責事由論の再構築をめざす。
保証責任の概念が、ドイツから輸入された理論としての性格を超えて、契約法理論の新しい可能性を拓くものとして、近時急速に注目度が増しています。
ところが、これまで保証責任の性格、要件・効果についての共通の認識は培われてきませんでした。
本書は、ドイツ民法における保証責任論の原型を分析するとともに、わが国における売買、賃貸借、請負を素材に、保証概念の有用性を明らかにしていきます。保証責任論の多様な意義と発展性が示される注目の1冊です。
商品コード:AJ121
出版社:弘文堂
著者:笠井 修
A5ソフトカバー
350ページ
ISBN:978-4-335-35627-8
本体価格:6,000
円
販売価格(10%税込):6,600
円