三重県埋蔵文化財調査報告386
当遺跡は、国道167号沿いの野川の右岸に連続する丘陵尾根上に位置する。道路改良事業に先立つ発掘調査で、表土下に盛土遺構を確認した。これらはこの尾根上の高所に近世墓が隣接することや、地形測量では楕円形の塚状の高まりと中央部の落ち込みが確認でき、塚や盗掘された横穴式石室墳の可能性も想定された。しかしながら、遺構とよべるものは確認ができず、塚状地、東側平坦面のいずれも遺物の出土はなかった。
商品コード:AK787
出版社:三重県
著者:三重県埋蔵文化財センター
A4ソフトカバー
16ページ
ISBN:
本体価格:1,150
円
販売価格(10%税込):1,265
円