三重県埋蔵文化財調査報告387-1
朝見遺跡の位置する櫛田川下流域の沖積平野には、飯野郡の条里型地割が広がっている。今回の調査では、奈良時代から鎌倉時代の集落跡が検出された。平安時代の蛇行する小溝から多量の土器が出土したが、なかでも多量の製塩土器が注目される。また、鎌倉時代の木棺墓には漆椀や烏帽子、刀子等が副葬されていた。他に掘立柱建物、井戸等が検出されている。なお、下層から縄文時代中期から後期の埋設土器等の出土があり、沖積地での検出が注目される。
商品コード:AK788
出版社:三重県
著者:三重県埋蔵文化財センター
A4ソフトカバー
388ページ
ISBN:
本体価格:3,200
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販売価格(10%税込):3,520
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