三重県埋蔵文化財調査報告389
寺田遺跡は、玉城町の南東部の集落縁辺部及び水田に広がる遺跡で、標高は 17m前後である。今回の調査区は遺跡南東端部にあたり弥生時代及び平安時代末から鎌倉時代にかけての遺構遺物を確認した。主な遺構は溝で弥生時代中期後葉から後期の壺が底付近で検出された。他に4条の溝を確認しているが、概ね平安時代から鎌倉時代までの土師器甕、鍋が検出された。調査区が幅狭い箇所であるため、遺構全体の性格は不明である。
商品コード:AK987
出版社:三重県
著者:三重県埋蔵文化財センター
A4ソフトカバー
16ページ
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本体価格:1,150
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販売価格(10%税込):1,265
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