三重県埋蔵文化財調査報告398
三渡川の右岸で参宮街道と初瀬街道の交差点付近、近世には六軒茶屋として栄えた旅籠の跡である。しかし、調査区が狭小なためか、旅籠跡は確認できなかった。焼土層が広がり、18 世紀前半から中頃までに大規模な火災に見舞われたことが分かる。旅籠跡としては出土遺物が少なく、瓦が中心であるが、桟瓦より丸瓦が目立つ。2015年の調査結果との照合の結果、参宮街道の西側は旅籠の創業が遅れた可能性が生じている。
商品コード:AK996
出版社:三重県
著者:三重県埋蔵文化財センター
A4ソフトカバー
26ページ
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本体価格:1,150
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販売価格(10%税込):1,265
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