三重県埋蔵文化財調査報告402
遺跡は宮川左岸の段丘上に立地する。農業用水管の設置に先立ち、発掘調査を行った。その結果、弥生時代終末期〜古墳時代前期、奈良時代の竪穴住居を30棟(重複含む)確認した。当該期の集落は遺跡全域に広がると推測されるが、過去の調査に比べ古墳時代前期の遺構・遺物が目立つ。当該期の遺物では、内面にベンガラが付着した鉢が特筆され、顔料の容器ないし攪拌などの調整用具であると推測される。
商品コード:AL203
出版社:三重県
著者:三重県埋蔵文化財センター
A4ソフトカバー
62ページ
ISBN:
本体価格:1,150
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販売価格(10%税込):1,265
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