三重県埋蔵文化財調査報告411
朝見遺跡は櫛田川左岸沖積地に位置する。これまでの第1〜6次調査の成果を踏襲するもので、散在的に所在する平安時代の掘立柱建物や中世から近世の井戸・溝等を検出している。掘立柱建物のなかには、出現期と思われる平安時代中期ちかくに遡る総柱形態を呈するものがある。また、古墳時代初頭の方形周溝墓や縄文時代中期末の埋設土器、石囲炉等も検出している。多量の縄文土器や土師器皿、山茶椀等が出土しているが、墨書により記号をしるされたもの、手習いに用いられた土師器皿等がある。
商品コード:AL440
出版社:三重県
著者:三重県埋蔵文化財センター
A4ソフトカバー
284ページ
ISBN:
本体価格:2,450
円
販売価格(10%税込):2,695
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