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戸関遺跡発掘調査報告 〜鈴鹿市徳田町〜

三重県埋蔵文化財調査報告412

戸関遺跡は新たに発見された遺跡で、中ノ川下流左岸、標高約5mの低地に立地する。
発掘調査の結果、弥生時代終末期〜古墳時代前期、飛鳥〜奈良時代、平安時代前〜後期の遺構を確認した。なお、弥生時代終末期〜古墳時代前期、飛鳥〜奈良時代の遺構は、平安時代遺構面の下層にみられた。また、古墳時代前期の遺物包含層には多くの土器が包含されており、土壌化作用により遺構が消失したとみられる。この他、平安時代末〜鎌倉時代の水田跡や、室町〜江戸時代の地震に起因する噴砂がみられ、各時代の遺構面や遺物包含層を層位的に把握することができた。
遺跡形成過程や下層遺構に関する詳しいデータを得るため、調査区堆積層の層相解析と埋没微地形の判読、ボーリング柱状コアの層相解析を実施し、更新世から現代に至る地形環境、古環境の変遷を示した。その結果、遺跡は弥生・古墳時代の水田経営に適した狭義の後背低地に立地すること、縄文時代の最海進期の内湾は当地に及んでおらず、河口付近の堆積環境であったこと、下層に弥生時代の水田が存在すること、氾濫原が弥生時代終末期〜古墳時代前期に離水した後、後背湿地の様相を強めたことなどが示唆された。

商品コード:AL441
出版社:三重県
著者:三重県埋蔵文化財センター
A4ソフトカバー
176ページ
ISBN:
本体価格:1,650
販売価格(10%税込):1,815


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