大鳥圭介述…慶応四年四月十一日より明治三年七月二十九日までの日記(南柯紀行)と附録衝鋒隊戦史。(巻尾より)維新の大業将に成んとして惨雨頻りに東方の野に注ぎ、腥風又北方の山に狂ひ、以て封建政治の最後の幕は閉ぢられた、而かも其の中心となったものは、東なるを伝習士官隊となし、北なるを衝鋒隊となす。本書は此の二隊が各地に転戦したる跡を詳に記された戦史である。故に若し我国における未曽有の革命が生んだ最後の悲劇を見んとするならば本書を措て他に求むるは到底不可能の事であろう。
商品コード:AJ446
出版社:東京大学出版会
著者:日本史籍協会編
A5ハードカバー丸背
456ページ
ISBN:978-4-13-009544-0
本体価格:14,000
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販売価格(10%税込):15,400
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